2014/09/02

MeWe+クミコのゆかいな晩餐会 Vol.5

もう5回目になるんですね。
渋谷のMeWeで開催するクミコさんのタイ料理イベント。
今回もあっと言う間に満席となったそう。

いつもお手伝いする方の代打として、裏方をさせていただいた。

このイベントはwarmerwarmerの古来種野菜を使っている。
モーゥイーや勘次郎きゅうりって、初めて聞く野菜だ。

メニューの説明の後、下ごしらえ。
タイ料理は切るものが多いし、手間がかかる。

最初のおつまみに使ったのはだだちゃ豆。
茶色い毛がもっさり生えている。

飾り付けも大事。

中国からやって来た、カラフルなグッヅも。

下ごしらえも架橋。

とうもろこしのタイ風さつま揚げは、甘ーいとうもろこしとバイマックルが入ったフワッフワの生地。
敏腕お手伝いの揚げ名人が、こんがりと下揚げしていた。

最初に出す料理の仕上げ。

だだちゃ豆のトムヤム茹で。

良い香り。
でも、口に入れると、だだちゃ豆の強烈さで、トムヤムの香りはほとんどなくなってしまうんだなあ。

さあ、まかないだ。
良かった!
空腹を抱えながら美味しいものを食べる人たちを見てなきゃいけないかと案じていたのだ。
これでお客様たちに優しくできる。

さつま揚げの試食。
こぼれ出たとうもろこしも。

レッドカレーペーストかな、なんとも薫り高い。
そして、揚げた後も、冷めてもフワッフワ。

ヤムウンセンはのびるから大人数用に出すのは難しいそう。
サラダでも温かいのが身上だしね。
イベントメニューのイカを下ごしらえして残ったゲソを使ったもの。
まかないだから食べられるメニューで、役得役得。

チェンマイで買ってきたという小さな干しきのこと、軟骨入りつくねの出汁が悶絶もののスープ。
イベントではもう少しアレンジしたメニューになるそう。

はー、満足なり。
味見もしたから、料理の説明ができる。

さあ、飾り付けを完成させよう。

この長いメニュー、品数の多さがわかりやすくて良かった。

こういうお皿やらをクミコさんはどうやって収納しているのか?ってことは、毎回議題に上るな。

完成。
今回のテーマカラーはターコイズブルー&スカイブルー。
ファブリックキャンプで仕入れたアフリカンバティックが効いている。

MeWeのゆるくて、でもこだわりがある内装や、幅広くかつ吟味されたお酒も、この会には欠かせない。
クミコさんのタイ料理を食べながら、ビールはもちろん、焼酎や日本酒、ワインやリキュールなど、組み合わせを試すことができるのだ。

オープン!

だだちゃ豆のおつまみと開催のあいさつの後、この会の象徴的メニュー。
ナムプリックで食べる季節の野菜。
この日は青茄子のナムプリックと干し海老のナムプリック。

青茄子のナムプリックはちょっと北部タイ料理のナムプリックヌムっぽい。
モーゥイーは梨のような歯ごたえで、干し海老のナムプリックとよく合う。
warmerwarmerの方もお手伝いしてくれているので、古来種の野菜についての知識が広がるのも楽しい。

クミコさんの果物を使ったヤム、洗練されていて好きなんだよなあ。
白桃と鶏肉のヤム。

瑞々しく甘い白桃の下に、茹でて裂いた鶏肉と刻んだホムデン。
ミントと一緒にざっくりと混ぜていただく。

同時に出されたヤムは、レモングラスとバイチャップルーのヤム。

レモングラスのサラダをほんのりと渋味のあるバイチャップルーで巻いて食べる。

この日のお客様は健啖家揃いで、見ていて気持ちが良かった。

トートマンカポッはキリっとした酸味の自家製スイートチリソースと。

やわらかなイカの茹で上げは、タイで魚介類に合わせるのでお馴染みなナムチムタレーと、さらにミントソースも添えて。

先ほどの鶏つくねは、スープにとろみをつけて、春雨とともに。

チェンマイのきのこと軟骨入りつくねの煮物。

このタイミングで滋味深いものが出るのはイイね。

火を上げながらサッと炒められたのが、空芯菜の塩魚炒め。

なんだこの熟成した旨味と香り!と思ったら、この塩魚だった。
醗酵魚は偉いねえ。これで茶漬けを食べたいよ。

こんな壺を持っていること自体がどうかしている。

干した雷魚のトムヤム。

前にクミコさんのイベントでいただいたことがある。
干し雷魚はあくまで出汁で、鰹節のような風味と燻製香。
具はしめじ。
パクチーを入れて、ぎゅっとライムを絞ると途端に味がしまってまとまる。

赤海老とサトー豆のニンニクオイル炒め。

海老の旨味とサトー豆の中途半端な食感と「臭い」と表現されるクセのあるねっとりとした香り。
すごくタイだ。

ずっとビールは飲んでいたけど、厨房は暑いから干上がっていく。
ここらでカイピリーニャでもいただくかね。
MeWeのカイピリーニャはちゃんとカシャーサを使っている。

しめのジャスミンライスにおかず2つ。

豚肉と茄子のバイカプラオ炒め。

バイカプラオの香りがたまらない。
さっきまかないで食べておいてよかった。

クミコさんのグリーンカレーを食べると、みんな虜になる。
今回は鶏肉で。

「今まで食べたグリーンカレーの中で最高!」という感動をクミコさんに伝えたくて仕方がなくなるらしく、大騒ぎ。

デザートはカボチャのココナッツミルク煮。

この回、リピート率が高いのも枠がすぐにうまる理由。
クリーンで洗練されていて、でも勢いがあるタイ料理は他で食べられない。

お手伝いをさせてもらって楽しかったし、色々と学ぶことも多かった。
ありがとうございました!
皆様、お疲れ様でした!