メインイベント後、ほっとしてのランチ。
こちらの方向だったので、ユーゴ・デノワイエの16区のお店に。
混んでいて、レジの後ろの棚部分をカウンターにしてもらって席を得る。
肉に集中するべく前菜はパス。
お通しは白いスープの下に栗のフラン。
説明を聞かなくても、ああ栗だなとわかる栗濃度。
ワインは料理に合うものをとお願いし、アンリ・ボワイヨのヴォルネイ。
席についた時、サービスのお姉さんが「今日は特別な日なの。特別な羊が入ったのよ」と言う。
それは食べねばなりますまい。
好きな部位を選べるという。
オススメに従い、肩肉にした。
全体が乳白色のピンクになるように焼かれていて、しっとりむっちりと歯や舌に吸い付く。
野性味と繊細さと軽やかさを併せ持つ羊独特の旨味。
これは特別だわ。
付け合せはポテトピュレとラタトゥイユ。
ガラスケースの後ろ側だったので、ユーゴさんが楽しそうに肉を切ったり包んだりしているのがよく見える。
スタッフに任せきりにせず、細々したことまでやり、お客さんに声をかけ。
本当に肉が好きなのだなとわかるほど、嬉しそうに。
そりゃあ美味しいはずだよね。