昼間に落語を聞いた後、電車を乗り継いで立石に到着。
バンコク料理修行中の隊長に連れてきてもらった時のことを思い出しつつ、巡ろう。
2人だから機動力もある。
平日ゆえか、宇ち多゛にもほとんど並ばずに入れたが、タンはもう終わってしまっていた。
外のカウンターで、ビールとレバー若焼き塩、軟骨タレ、おしんこお酢、煮込みをいただく。
緊張するけど、どうにも魅力的な店。
串揚げ100円ショップでは、必食の大根、こんにゃく、里芋、紅ショウガ巻に改めて感動。
記憶よりも美味しいと、毎回思う。
レモンサワーと共にこの4点を頼んだら、「誰かに聞いてきたの?」と。
隊長に何度か連れてきてもらったことを伝えると、面白がって、隊長の話題になったり。
追加した餅チーズは海苔が巻いてあって、不思議とホワイトソースのようだった。
次は、お決まりのルートで栄寿司。
白魚、赤貝、金目鯛、シメ秋刀魚、自家製すじこ巻、ウニ軍艦、炙りハマチ、煮イカ、だったかな。
途中で残念な握り手に代わってしまい、おにぎりのような仕上がりの寿司を食べるハメに。
この方が早く上達してくれることを祈るのみ。
寿司は人だ。
もちろん蘭州にも。
ここの水餃子は、なんでこんなに美味しいのだろう?
小粒でふんわり、じゅわっ。
グラスの紹興酒と。
透明なスープと平たい麺の、シンプルでいて充実した香菜麺。
そろそろワインで落ち着こうと二毛作に向うも、満席。
電話番号を残して、腹ごなしの散歩をすることにする。
ここにも隊長の案内で来たことがある。
面白い店で再訪したいけど、今の気分ではない。
整体院が多いなあとか話しながら、行きつ戻りつ。
昔ながらの商店街や飲み屋通りを散策したり、立石の地図が頭に描けて楽しい。
なかなか電話が鳴らず、通りがかった小さなバーでビールを飲むと、これが割高。
やっと二毛作。
この日のお通しは煮たらこ。
ボトルで頼んだ赤ワインは、ジャン・クリストフ・ガルニエのレ・タイユ 2012。
おでんは昆布、大根、厚揚げ。
それから牡蠣のおでんも。
青ネギが散り、小粒の牡蠣がいくつか入って白濁した出汁が、旨いねえ。
カウンターが空いたというから、移動。
すると、隣のムッシュの顔に見覚えがあるような。
二毛作の人が「共通の友達がいますよ」って、それ、隊長以外にいないじゃないですか。
そうだ、このムッシュは小岩の大竹でお見かけしたのだ。
隊長がガハガハと話しかけていた。
LINEでバンコクの隊長にムッシュの写真を送って、偶然を伝える。
隊長も飲んでいるところだそうだ。
日本酒とワインを持った二毛作のメガネ君の写真も送り、しばしLINE酒盛り。
いいねえ。
つながっているねえ。
ムッシュが飲んでいた酎ハイがキラキラと輝いている。
聞くと、国産レモン入りとのこと。
友達はそれをオーダー&お代わり。
香りが良い。
ヴァンサン・トリコのガメイをグラスで。
ぎんなんや茹でピーナッツ、チーズなんかもいただく。
カーサ・コステ・ピアーネのプロセッコでしめて、帰路に着く。
散歩が良かったのか、珍しくスムーズな乗り換えで帰宅。
いやー、充実した一日だった。
立石って、やっぱりイイ町だなあ。