まさか10月中にまた星野で食事ができるとは。
ピンチヒッターとして前日にご連絡をいただき、ウキウキと参上仕りました。
扉を開けたら、星野さんも苦笑。
「お料理同じですよ」と。
ええ、もう一度食べたかったところです。
柿胡麻和えは家でも作るが、こんなにぴったりとは決まらない。
お誘いくださった方が持ち込みワインを事前に預けてくださっていた。
フィリポナ。
このシャンパン、くっきりと辛口で、奥行きもあり、こちらのお料理にぴったりと合った。
魚の肝も受け止める。
宮城県産松茸。
恍惚。
今年は、こちらの松茸のフライを3回もいただけた。
これは前回と異なる料理。
天然のカワハギを白菜と一緒に肝ポン酢で。
天然ならではのブリブリとした歯ごたえ、噛めば噛むほど旨味が溢れる。
白菜の瑞々しい甘さ、柔らかいようなシャキシャキしているような微妙な歯ごたえが、よく合う。
骨切りの心地よい音。
これが最後かな。
鱧松茸。
ああ、出汁。
鱧の脂、松茸の甘さが溶け込んだ出汁。
2本目はオレムス・ドライ・マンドラス 2010年。
やはり素晴らしい。
若くフレッシュでありながら、既に達観しているような。
毎回ほうっとため息が出る。
このお料理を再びいただけて、本当にうれしい。
湯葉、つくね芋、グジ、栗、ぎんなん、松茸、出汁、柚子、わさび。
セロリの土佐酢漬け。
牛肉のしぐれ煮、おじゃこに、お漬物は山椒の香る白菜。
新米の美味しいこと。
お声掛けいただき、ありがとうございました。
また何かございましたら、いつでも、なにとぞ。
そして、パリ土産としていただいたものの素晴らしさに、心が震えた。
これを見つけた時に私を思い出し、重たく嵩張るものをわざわざ持ち帰ってくださったこと。
そういう時に躊躇しない人に私もなりたいと、強く思う。
ランブロワジーは、8年ほど前に1度食事をしただけだが、自分の人生を変えた店だと思う。
再訪できることを願って止まない。
さらに、かわいく美味しいしろたえのギモーヴまで。
こちらのご夫婦には、頭が上がりません。