2013/10/20

上野から始まる東側ツアー

蒲田ツアー案内役と、練馬ツアー案内役のお二方は、東側酒場に精通していらっしゃる。
前々から、上野やら御徒町やらで飲み歩いているのを見聞きし、いつか連れ歩いていただきたいと思っていた。

ついに実現。
土曜の14:00過ぎ、たきおか3号店から。
早く始めるのはいいね。
電車を気にする必要がない。

赤枠品札の血脈など、酒場話を聞きながら。

ここのビールは生でなく瓶だと、前回の上野ツアーに際しTwitter経由でアドバイスをくれたのが、まさにこのお二方。

たきおかのサラっとした煮込みは好みだ。

3号店だけのメニューが、ジャガイモごろごろのカレー。
ご飯がなくても、ジャガイモで美味しく食べられるし、程よく辛く、つまみになる。

2号店で食べて、合成肉ながら不揃いで、ゴロゴロとした肉粒が美味しかったハムカツをここでも。

近所で働いているのであろう若者が連れ立って来店し、それぞれにビールとハムカツをオーダー。
TVを見つつやっている。
イイ休憩場所があって幸せだね。

立ち飲みは、いつでも立ち去れるような気楽さが心地よい。

途中、上野観光に来たのであろう外国人グループが入ろうとして、でも英語が通じずに諦めているのが目に入った。
彼らにこういう楽しさを味わってもらうには、どうしたら良いのだろうねえ。
CODの明朗さは、言葉が通じなくてもトラブルになりにくいように思うのだが。
声をかければよかったかと、しばし反省。

やわらかな豚串を食べて、出る。

続いて、大統領。
この日も1号店のカウンターに座れた。

やっぱりくさや。
そして、鶏ソーセージにはマヨと辛子、さらに生トマトなのだそう。


馴染みの人たちと一緒だと、黙っていれば食べるべきものが出てくるし、お店の昔話を聞いたりもできる。

上野の居酒屋は盛況で活気があって、こちらの気分も上がる。

さて、鶯谷に移動。
初めて降りる駅のような。

駅横の店をスルーし、秀吉本店に。

このチケットを買うのがお得だと。

時間が早いから、まだ空いている。
店員さんたちは女性ばかりで、掃除も行き届き、美味しそうな気配。

脂ノリノリな秋刀魚の刺身と、小肌シメ。
ネギどっさり。

緑茶ハイで、3度目の乾杯。

ミョウガの天ぷらを頼んだら、かき揚げだった。
目から鱗なアイデア。

海老天と。

気配りがされた料理は、やはり旨い。
おばちゃんの家に来たような、くつろぎ感。

やっと夕暮れ。
で、さらに移動。

堀切菖蒲園に到着。
そして、よつはへ。


吉田類さんの色紙があるカウンターのみの焼き鳥の店。

生ビールが旨いタイミング。

ここも馴染みなご案内役様達が、偶然にも店にいた常連さんグループと顔見知り。
この日は貸切り設定のお任せメニューなのだそう。
本当は、次に行くお店も考えていてくれていたらしいのだが、せっかくなので、乗っかることにする。

甘さの具合が程よい白和え。
野菜料理が食べたかったところ。

市場で良いものがあったからと、タコブツとマグロ。

ネギの梅和えだったかな?

料理のキレと器のセンスの良さに、焼き鳥への期待が高まる。

常連さんたちと交流しつつ、わいわいと。
いいなあ、下町。

黄金色に輝くキンミヤハイボール。
表面張力ギリギリ。

日本酒を尋ねたら、鍋島があると。

そりゃ、いただきますよ。

焼き鳥が出る頃には、いい感じに酔っぱらっておりましたとさ。

でも、丁寧な仕事の綺麗な焼き鳥が、

期待以上に美味しくて、

特にハツの柔らかさと透明感に感動したことは、

脳裏に焼き付いております。

なんとなく記憶があったり。

生姜の鮮烈さでちょっと現世に戻ってきたり。

ここの焼き鳥は、もう一度、ちゃんと味わいに来なきゃいかんと、

本当に思います。

酔っ払いで飲み食いするにはもったいない店だった。

ご案内役様方、ありがとうございました!

またもや気が付いたら家で寝てた。
電車で話をした記憶はうっすらとあれど、その後はどうやって帰ったのやら。
でも、楽しくて美味しかったという気持ちの良い後味は、ずっと続いていた。

次は、堀切菖蒲園から始めます?
行きそびれた店も気になりますので。