お花も秋らしく。
ところで、どら焼きって秋っぽいお菓子だと思うのは私だけか?
マットな茶色だからだな。
秋の味覚三昧。
醤油の好みはかなりバラける。
パリでも生のカリフラワーをたびたび口にした。
ハリのあるホロホロした歯ごたえが楽しい。
秋刀魚の捌き方は去年も習った気がするが、忘却の彼方。
試しにやらせてもらって、コツがつかめたような。
内臓がズルリと出てくるのは、ちょっとした快感。
ピカピカの秋刀魚を、焼かずに使用する秋刀魚飯。
でも、生臭くないのだそうだ。
本当だろうか?
それに、焦げた皮の香りも一興なのでは?
それに、焦げた皮の香りも一興なのでは?
秋刀魚を入れると、水面にさっと脂が散る。
きのこ自体の出汁を味わう汁もの。
少し余裕なスヌ先生は、ポーズを取りつつごま油を推薦。
先生はもちろん、生徒の皆様も情報通で、調味料談義が盛り上がる。
この教室の魅力の1つだなあ。
おまけレシピは、スヌ家頻出の簡単お惣菜だそう。
手順の少ないものは、ちょっとした頃合いがモノを言う。
応用が効きそうでもある。
きのこ汁を引き締めるのは、生姜。
秋刀魚飯は、炊きに入る前にしっかりと沸かすこと。
炊いている間に、天ぷらの準備。
衣についてのアイデアに頷きつつ。
で、よろしく炊けました。
美味しそう!
天ぷらは熱々を食べたいから、できる限りギリギリに揚げる。
同時進行で、秋刀魚飯をほぐす。
ここでネギと生姜ね。
実食。
もちろん日本酒。
大信州、仕込五十三号、秋の純吟ひやおろし。
もう1本は、燗をしたほうが美味しかった。
花の舞、三年熟成。
本当に生臭くない!
いや、むしろ、今まで食べていた焼き秋刀魚飯より旨い。
焼きの香りがなくとも、物足りなさを感じない。
味付けの塩梅が肝なのだろう。
きのこのとろとろ汁。
滋味だねえ。
今回の料理は、手間がかからないのに味わい深くて、再現率が高そう。
カリフラワーと梨のくるみ和え。
スヌ先生らしい組み合わせの妙が光る和え物。
これも、その季節のフルーツや野菜でアレンジできそう。
厚すぎず、剥がれ落ちもせずな衣の具合。
パリで見つけたボルディエのシトロンオリーブオイル風味が、合うに違いないと思っていたので、
実践。
秋刀魚飯にオン。
やばい旨さ。
スヌ先生は燗をつけた日本酒をちょろっとかけて食べる秋刀魚飯を推奨。
私には、アルコールの香りが気になった。秋刀魚飯をかっ込み、日本酒をぐびっとやるほうが好きだ。
ここの教室で、食べ比べをしたいと思って持参。
ボルディエとベイユヴェールのドゥース。
結果、ベイユヴェールはパンにのせてそのままで食べるのに向いているフレッシュなミルキーさで、ボルディエは料理に使った時に秀でる熟成感がある。
この日は、お土産が豊富。
ドバイ帰りの方々から、クセになる美味しさのスパイシーなフムスと、
ブラックオリーブの入ったフムス。
それをつけて食べる中東パンまで。
メドック・マラソンにコスプレ参加をした強者からは、バスクのハモン2種。
半分イベリコ育ちのレセボと、
完全イベリコ育ちのベジョータ。
なんという贅沢。
CODでワインをいただかずにはいられない。
ドメーヌ・シュルンベルジェのゲヴェルツトラミネール。
ドバイからは、デーツも。
半生のを初めて食べて、デーツを見直した。
デーツバターとかしちゃったり。
こういう使用には、ボルディエが合う。
燗酒は酔いにくくて、ちびちびだらだらと飲み続けてしまうな。
卵黄の醤油漬けに、これまたお土産のピマン・デスペレットをパラり。
それを秋刀魚飯に絡めるの巻。
「肉料理がないから軽め」と言われていたが、結果、いつものごってりな仕上がりに落ち着く。
だがそれがいい。