寒くなってくると、通称痛風鍋なるものを求めて人々はわざわざ平井まで行くのだそう。
ここ数年、SNS上の冬の風物詩となっていた溢れ出る白子&アンコウ肝鍋の画像。
予約奪取は激戦だと聞いて半ばあきらめていたら、マメで優しい5252が誘ってくれましたとさ。
2人でタイミングが良ければ、カウンター席には座れそう。
とはいえ、この後、気付けば満員御礼。
鍋を頼んで待っている間に、刺しなど。
白子、肝、牡蠣の鍋。
次回はさらにアンコウを加えること。
これは3人前かな?1人前から頼める。
手出し無用。
お店の方がよろしくやってくれる。
白子にも肝にもあまり興味はないのだけど、これはあっさりとした中に程よくコクが溶けて、美味しいねえ。
汁がまた格別で、飲み干す。
茄子炒め。
ピーク時は、お店の方々も余裕がなく、頼むタイミングが難しい。
オーダーが通ったように見えても、いつ出てくるのかはわからず。
鍋は最初に席に着いた人が頼んでおいて、運ばれてきた時点で次の鍋を頼むというくらいが良さそうだ。
予約の電話がひっきりなしに鳴っているが、出ている余裕はなく、鳴り響きっぱなし。
ねぎま鍋。
ベースが同じでも、具によって全く違った風味になるんだねえ。
最後は鴨。
この順序は正解だった。
鴨の出汁は飲みつくさず、
さらに出汁と鴨脂を足していただいて、グツグツと旨みが出たところに、きしめん投入。
いいねえいいねえ。
で、最後は裏メニューのカツ煮。
ガリッガリに揚がったカツに鴨脂とタマネギの甘み、すべてをマルッと包み込む卵。
でもこれ、他のテーブルのオーダーがひと段落ついて、談笑タイムになったから受けてくれたんだろうなあ。
毎冬来る人の気持ちがわかる。
この冬にも、もっと寒くなったらまた来たいくらいだ。
完璧な構成は、何度か通っている方々とご一緒だったから。
何から何まで、皆様の施しで美味しく過ごすことができ、ありがたきことです。