五反田にあったボノミーのシェフだった方の店、ici。
ボノミーには行ったことがないのだけど、友人知人のグルメな方々が「好きな店だった」と口をそろえる。
これは期待できますな。
ジャック・ラセーニュのシャンパンをボトルで。
ワインリストはコンパクトながら王道あり、ビオあり。
とはいえ散っている印象を受けないのが、面白い。
お通し的な。
パイに挟まれたのは、飴色タマネギのパテ的な。
甘じょっぱいところにパイのバター。
5,800円のプリフィクスコースのみ、前菜2品のうち1品とメイン、デザートを各2~3種類の中から選ぶ。
追加料金がないのも潔い。
この日の前菜1品目はブロッコリーのポタージュとズワイガニとブロッコリーのサラダ。
選べる前菜は、ボノミーでスペシャリテだったというサーモン。
ミキュイとのことだけど、ほぼレア。
根セロリのピュレと。
こちらは色々な鴨の前菜。
テリーヌ、コンフィ、フォアグラ。
グラスのワインが充実しているので、あとはグラスでいきましょう。
ロジェ・ペランの白。
ドメーヌ・コルディエのマコン。
魚料理はハタのポワレ。
グリンピースのソースで。
メインに向けて赤を。
フレデリック・コサールのグルナッシュ。
ウズラのバロティーヌ、ポルト酒のソース。
牛ほほ肉のコンフィ、ニンジンのピュレ添え、マデラ酒のソース。
果実味豊かな赤をとお願いし、ボルドーのシャトー・フレイロン。
デザートは3種、中にチーズもあり。
全て頼んでシェア。
バナナのクレープ。
マスカルポーネのクリームとヴァニラアイス。
ブラッドオレンジとカシスのジュレ、ヴァニラのバヴァロワ、ココナッツのシャーベット添え。
きっちりと塩を効かせたフランス料理らしいフランス料理。
またこれが食べたいというのはないのだけど、恵比寿でどこか良い店と聞かれたら、躊躇なくここを挙げるだろう。
値段設定含めて良心的で筋が通っている。
嫌いな人はいないんじゃないだろうか。