2014/10/12

権兵衛、進々堂

旅の始まりは京都だった。

マイレージを利用して伊丹空港に降り立ち、バスで京都駅へ。

八百屋の品揃えの違い。

生麩が好物なのだけど、旅は始まったばかりだから、今は買えないなあ。

観光客向けだという錦市場も、古い店は昔ながらの道具を使い、間口は狭いが奥に長い。

アーケードに突然現れる神社。
京都には神がたくさん住んでいるのう。

戦前の建物がそこここに残っている。

前に来たのを思い出せないくらい久しぶりの京都。
詳しい方にお任せ。

13:00を過ぎていたから、おいとにはもちろん入れない。
隣の権兵衛で昼食とする。

きざみきつねうどん。

刻んだお揚げとたっぷりの九条葱、おろした生姜。

なんだこの美味しさは!?

出汁の力に目を見張る。
生姜の辛味に負けていない。
湯の中で躍る鰹節が見えるよう。
そこに加わる風味は強いのに後に残らない九条葱の潔さ。

しっかりとした出汁があれば、塩味は控えめでよいのだ。
京都の味の洗礼を受けた思い。

隣の進々堂は奥が喫茶室になっている。
2人で1つならいけるんじゃないか?

メインは祇園への配達なのだそうで、この喫茶室は穴場。
近所の方々がちょっとお茶をしに立ち寄って、世間話をしている。

目に入るもの全てがかわいいなあ。

これが噂の、京都の卵サンドか。
パンは焼いてもらった。

プリプリ卵にきゅうりシャッキリ、うっすらとマヨネーズ。

近くの原了郭で黒七味を補充。