2015/03/14

ラヴァン・コントワールには2回

1人飯の定番、ラヴァン・コントワール。

まずは、Domaine des BourratsのSaint Pourcain。

ウサギのレバーのソテーにアンチョビ、小さいジャガイモ、黒オリーブ。

面白い組み合わせなのだが、組み合わせただけで終わってしまっている。
この同じ面子で、より高みに辿り着けるだろうに。
積み上げて串刺してピンチョにするだけでも、一体感が高まるだろう。
とはいえ、ここはそこまでしないスタンスなのかもしれない。

お馴染みの茹でアーティチョークに、乳化させたソースが添えられていた。

何か白をと若者に問うたところ、「高いんだけど、これをぜひ」というので、飲むことにした。
ドメーヌ・ド・ラ・トゥルネルのフルール・ド・サヴァニャン。

アーティチョークは最後のガクのところになると、いったん下げて、切ってソースをかけて出しなおしてくれる。

そろそろ赤。
エロディ・バルムのヴァン・ド・フランス。

生ハムに角切りトマトにピマン・ド・エスペレットのカナッペ。

さて別の日。
観劇前の食事に友達と寄ってみると、カウンターの上にはそそる仔豚が何気なく置かれていた。

これは頼むでしょ。

グラスで白をいただきつつ、まずはパドロン。

ポルケッタはサンドイッチで登場。
マスタードが効いていて、旨い。
こういう時は、カスカスのパンが合うのだ。
豚の脂を吸い込むようなパン。

2杯目も白。
私はビネールのコート・ダメルシュウィール。
豚に合う。

ジャガイモのチュロス。
ソースはパプリカかな?ちょっと辛い。

茹でて潰したジャガイモを小麦粉と混ぜて、チュロス状に揚げたのだろう。
アイデア勝ち。

ご一緒した友達は、もう少しキリっとした白。
Guy BaudinのFume du Milieu。

赤はジョルジュ・デコンブのレニエ。

友達はボルドー。

2人だったら躊躇わずに頼める。
カルパッチョ。

〆に白をいただき、

サービスのグジェールをつまんで、メインイベントに急ぐ。

シャイヨー宮にある劇場へ。

パリで野田秀樹の舞台を観るという不思議。
こちらに住む友達と夕食の約束をしていたら、彼女がこの舞台の話を聞いてきて、急遽一緒に観に行くことになった。
日本では入手困難だが、パリでは前日で取れたそう。
観てみたいと思っていたから、幸運に震える。

舞台自体は日本語。
フランス語の電光掲示字幕が出ていたが、途中止まったり、訳さなかったり。
言葉遊びも多いし、背景がわからないと楽しみにくいのではないかなあ。
パリの人々は理解できたのだろうか?