2017/10/30

根ぜり鍋で宴会、翌日はスリランカカレーについて考える

近所の八百屋の品揃えが愉しい。
周りの料理屋たちが贔屓にしているそうで、珍しい野菜が普通に売られていたりする。
この日は立派な根のついたせりがあったので、思わず手に取る。
ほとんどは買ってから何を作るか考えるのだけど、これは鍋一択だよね。

で、当日に急遽お声がけしてお集まりいただいた鍋会。
これのためにカセットコンロを買いに走ったよ。

根ぜりの鍋というときりたんぽが定番だけど、美味しいきりたんぽが入手できる店も作り方も知らない。
夜だし、米は避けたくもある。
常夜鍋をインスタで目にしていたのもあって、朝からドンコとコブを水に漬けて出汁をとっておいたから、それに鶏団子と豚肉を入れよう。
八百屋には美味しそうな茸や白菜もあった。

鶏は腿肉を買ってきて、皮ごと小さめに切って、塩ひとつまみと一緒にフードプロセッサーへ。
そこに片栗粉と卵を加えて団子にする。
本当はレンコンを入れるつもりだったのに忘れた。

鍋の他にお馴染みのイタリア惣菜。
ナスのマリネとインゲンの煮炒め。
インゲンは、ニンニクと赤唐辛子をオリーブオイルで香り出ししたところに入れて、塩を多めに降って、蓋をしながらズブズブと火を通す。
歯ごたえを考えず、柔らかくなるまで。
作り置きに向いている。


皆さまがべったら市から持ってきてくれたスヌさんとくみさんのつまみたちも加わって、充実の食卓。

お甘大臣たちのお持たせ。
ヴィロンの贅沢なモンブランやクイニーアマン、ガトーショコラ。
そして、エンジェルのクッキーたち。
満たされるねえ。

日本酒のマグナムなんて、初めてだ。
重いのに持ってきていただき、ありがたや。
しかも小布施の。

翌日、残った鍋をカレーに展開。
出汁つながりで、スリランカカレーにしよう。
で、考える。スリランカカレーの定義ってなんだろう?
調べると、やはりモルジブフィッシュの出汁、そしてココナッツミルクであるらしい。
あとは、カレーリーフとパンダンリーフじゃないかな。
スパイスとしては、マスタードシードとシナモンスティック。
今回はココナッツミルクとシナモンは入れなかったけど、スリランカっぽさを感じるカレーに仕上がった。
自分的には、やはり出汁の旨味がスリランカカレーの最重要ポイントであるように思う。
魚でなく椎茸と昆布でも、出汁が効いているとスリランカっぽくなる。

オイルにクミンシード、マスタードシードを熱して跳ねてきたところに生姜とニンニクのすりおろし、カレーリーフとパンダンリーフを加え、香りがたったところを温め直した鍋へ。
パウダーのターメリック、レッドチリ、トゥナパハを加えて軽く煮る。
豚肉など、具の大きいものは小さめに切っておいた。