黒猫夜にいらっしゃった方のお店ということで、気になっていた代々木上原のMatsushimaへ。
中国の少数民族の料理もメニューに並ぶ。
貴州名産ワラビ春雨の冷製黒酢仕立て。
黒猫夜同様、中国のお酒も色々。
紹興酒はもちろん、キビを使ったものも。
オススメをうかがって、ちょっと変わったものを試してみよう。
特殊麹を使ったものだそうで、色は薄めで甘さと酸味が立っている。
ちょっとビオのオレンジワインっぽくもある。
前菜盛り合わせ。
メニューにないものが盛り合わさっている。
貝の和え物やエビの紹興酒漬けなど。
銀杏にまぶされているのは蜃気楼で揚げ茄子に降りかけてあったアレ。
アレの作り方が知りたい。
麻辣皮蛋は揚げた皮蛋と唐辛子。
唐辛子も食べられる。
サクサクとして辛さは柔らか。
さて、次の紹興酒は何にしようか。
右のを試飲させてくださったが、真っ黒で燻製香。
珈琲のようで食後酒としては良さそうだけど、食中には強すぎる。
で、スッキリとした左にする。
雲南省の少数民族の干茸スープ。
松茸やポルチーニの他に、聞いたことがない名前のキノコも入っている。
カイラン菜の塩味炒め。
ラムショルダー、パクチークミン炒め。
上海風、里芋の葱香り炒め。
優しいけど濃い。
ナマズの四川辛味煮込み。
ここの四川料理は辛さが暴力的でなく、すっきりとしている。
新疆ウイグル自治区の羊ごはん。
これはマストだと思う。
羊とクミンの香るおこわのようなご飯に、水切りヨーグルトや醗酵唐辛子粉、クミン塩を好みで入れて、よく混ぜて食べる。
こういうの好きだわあ。
スパイスは十分に効かせつつ、とはいえ過剰ではなく、クリーンできっぱりとした料理たち。
物珍しさを抜きにして、純粋に美味しい。
黒猫夜より好きな気がする(しばらく黒猫夜に行っていないから、断言ができないけど)。
ワインが飲みたくなるわけで。
ル・キャバレで1杯。
ピエール・ルスのマンティンゲール。
泡があるようなないような。
外で飲むのに最適な気候とワインな満月の夜。