いつもお誘いいただくのに乗っかるだけなので、自分で店を選んで予約することは少なかったりする。
こんなブログをやってたりすると、初めて、または稀に一緒に食事をする人に「詳しいんでしょ、お任せします」と言われることもあるのだけど、店は知ってるかもしれないが、あんたの好みも懐事情も知らん。
「えー、その場所あんまり知らないので、むしろお任せしますー」と返すのが常。
というわけで、また行きたいと思っている店が溜まってしまっている。
そんな店の1つが渋谷のエソナ。
インスタをフォローしていて、手作りソシソンを食べてみたいなあと、憧れていた。
長い付き合いの友達が6年の札幌滞在から戻ってきた。
こりゃいい機会だ。
タコと昆布、自生クレソンのサラダ。
主張のしっかりとしたクレソンの美味しはもちろん、塩気など、味の決まりっぷりに感嘆。
ただ塩昆布合わせりゃいいってもんじゃあないんだよねえ。
素材を超えたところに料理を持っていくのが、プロなんだと思う。
フィリップ・ジャノのブルゴーニュ 2014。
これこれ!
薄ーく切られたハムはシュワっと溶け、白カビで長期間熟成したソシソンはウォッシュチーズのような風味を持つ。
豚のロースト、イチゴとリンゴのソース。
ピンクに火入れされ、もっちりとした豚。
ソースは、酸味と甘味がきちんと混ざって1つになっている。
そうか、ここはこんなに美味しかったのか。
記憶していた以上だ。
ままチョビと春キャベツのペペロンチーノ。
グラスで白ワインをいただきながら、焼き付けられて香ばしい筍とパルミジャーノのリゾット。
極めつけは、「札幌価格だよねえ」というお得さ。