2015/02/05

パリ色々

メゾン・エ・オブジェの期間中だったから、パリのそこかしこでインテリア関係の装飾がされていた。
サンジェルマンにもそういった店が多く、イベントや展示会が行われていて華やかだった。

大きなランプシェードがいくつも連なってぶら下げられていて、何かと思ったら、ピエール・フレイという生地屋の広告兼インスタレーション。

色々な模様で昼間も楽しいが、夜は明かりが灯って幻想的だった。
街灯が控えめだからこそ浮き上がるのだろうな。

サン・シュルピス教会の修復工事が終わって、覆いが外された。

滞在中、1度はどこかの教会に入って、ぼんやりとする。

心の強張りがほぐれるような気がする。





この前の広場も含め、しっとりとして、すごく好きな教会だ。

有名なクリニャンクールやヴァンヴ以外でも、土日は蚤の市が各所で開かれている。
場所は変わるので、その週末にどこでどのくらいの規模で開催されているかを紹介するサイトをチェック。
そういった蚤の市は夕方19:00までやっているところも多く、アクセスが良ければ仕事後に駆け付けられる。

土日で短時間ながらいくつか巡る。
キッチン用品、家具、アート、おもちゃ、ファッション、高価なものからゴミとしか思えないものまで溢れていて、惹かれるものすべてを見ていたらキリがない。
とにかく時間がないから、何を目的とするかを決めておいた。
食器をメインで掘ろう。柄が好みで、バックスタンプがあり、遊びで買える値段のもの。

帰ってから調べて、年代などを勉強。
19世紀後期~20世紀初頭のものたちのようだ。

エタンだろうか?
ヒビが入ってゆがんでもいるが、重くてイニシャルが入っているところが気に入った。
裏になにかのスタンプもある。

なんでもごちゃまぜで最近の中国製の皿まで入った雨ざらしのプラスチックケース群の中に見つけた。

カフェオレボールはそんなに古いものではないのに20ユーロくらいする。
フランスっぽいということで記念に買う人が多いのだろう。
左のはディゴワンのもので、欠けがあるが、継げばいい。
今は家でスープ椀にしている。

右の青白いのクレイユ・エ・モントローのジャムポットは目っけもんだった。
ピクルスや漬物を入れるのにぴったりだ。

マルシェ・サン・ジェルマンの中にある食堂には、メニューにスープがあるのを見て入った。

3種類のスープの中から、ミントの香るレンズ豆のスープ。
軽く済ませたいなら、これだけで十分。

ポワラーヌのパンのタルティーヌ。
オリーブオイル漬けサーディンにバジルソース、バター、レモンをぎゅっと絞って。

寒い季節はポタージュが恋しくなるから、それだけでも許されるような気楽な店はありがたい。

このマルシェの中にはビオワインをメインで扱うワイン屋があり、角打ちもやっている。
友達の家に持っていくワインを買うついでにアペリティフ。
おススメの白で、レ・クティ。

さすがにここはフランス語ばっかりかなあと思ったら、隣に立っていたおじさんが英語で話しかけてくれた。
元客室乗務員で、日本にも何度も行ったと話していた。
熊本がお気に入りだそうだ。
ボトルで飲んでいた赤ワインをご馳走してくれた。

今回はイタリアでチーズやサラミ類を買い過ぎて、パリではバターだけ。

2015/02/04

Restaurant L'AG

今回泊まったホテルの並びに、新しくてモダンで、なんだか美味しそうな雰囲気のレストランがあった。
1人で入れそうでもあるから、突撃してみようかと思っていた。
それとは別に、Paris by Mouthのニューオープニングのページをチェック。
と、そこにあのレストランが載っているじゃないか。
良さそうだ。
こりゃ行くでしょ。
それがRestaurant L'AG。

出発前の昼に。

グラスでジャン・ポール・バランのサンセール。
グラスのワインは赤白4種類ずつ。

アントレとプラのプリフィクスにする。

昼だからか、サービスが1人なのだけど、その人がすごく愛想が良い。

パルミジャーノのクッキーが突出し。

お通しはポタージュ。
何だったっけかな?

半生な鱈、フヌイユ、キュウリにコブミカン、ラングスティンのスープ。

衝撃的な海老度。
透明でサラっとしているが、とにかく海老の香りがぎっしりと詰まっている。
それでも生臭くないのはコブミカンのおかげか?

魚でも食べてみよう。
これもテーブルでソースをかけてくれた。

かろうじて全体に火が通ったところのメルルーサに、ソースは苺とピキロスという赤ピーマンの酢漬け。
甘酸っぱさと赤ピーマンのほのかな辛味のあるソース、コラーゲン質の魚、柔らかく炊かれたクスクス、周りに散らされたハーブの中にはシソのような香りがするものも。

お茶菓子として出されたココアコーティングナッツまで美味しい。

メインの肉のほうはブランケット・ド・ヴォーだった。
1人1人ストゥーブに入ってやってきて、見るからに旨そう。

伝統的な料理に軽さと新鮮さを加えていて、なおかつ逸脱していない。
食にうるさそうなおじさん1人客が何人かいたから、注目されているのかもしれない。
今度、夜に来てみよう。
なにしろ場所が私には都合がいい。

2015/02/03

パリで持ち寄りご飯

恒例な、友達のお宅での夕食。
ジル・ヴェロで日持ちしなさそうな品を買って行く。

この骨付きハムが素晴らしく美味しいのだ。
日本にも持ち帰れるかもしれないが、これはしっとりと切りたてをパリで食べたい。
日本で食べるハムとは別物な肉肉しさ。

ブーダンノワールやアンドゥイユ、その他あらゆる部位を集めたゼリー寄せ。
なにこの贅沢さ!手間のかかりっぷりを想像して、倒れそうになる。

ちょっとずつ色々というのがイイ。

土曜の夕方だったからか(日・月は休み)、オレンジ皮入り豚肉パイ包みの残った端の部分をおまけでくれた。
「ハジッコハジッコ」と言っていたような気がするが…?
10㎝くらいの大盤振る舞いに、この店のこだわりを感じる。味が落ちてしまったものは売らないのだ。

ミラノのMerccato della Terraで買ったストラッキーノと、友達が買っていてくれたペースト入りのチーズ。

ペースト入りは、バジルの色と香り、そしてクミンなどのスパイスがこってり。
見た目より食べやすいが、レバノンデリで買ったチーズを彷彿とさせるスパイス風味。
単体でつまみだ。

J.M. ゴビヤール・エ・フィスのプルミエ・クリュで乾杯。

お値段の割にコクがある。

お料理上手な友達は、フランスでも季節の素材を使いこなしている。
エルサレム・アーティチョークというのは菊芋。そのポタージュ。
芋の中にアーティチョークのクセもあり。

エルサレム・アーティチョークも菊芋も、どちらも食べたことがあっても、つながっていなかった。
そうか、同じものか。

蕪の酢漬けは箸休め。

さすがだなあと思ったサラダ。
フヌイユとリンゴとコリアンダーのサラダ。
ソースはレモン塩とオリーブオイル。

フヌイユが旬で、そこに同じく季節のリンゴを合わせることをイメージして、それだけでは強すぎると、市場に溢れていたコリアンダーを加えたそう。
同じ季節の産物の組み合わせは、しっくりとまとまっていて無理がない。
フランスの露店市はまだまだ季節が活きている。

あ、コリアンダーは季節じゃないか。

赤はUne Autre Route。

ブロッコリーをイタリア的にフニャフニャに茹でたのが好きだ。
特にアクの強いヨーロッパのものは。
ブロッコリーとジャガイモとパルミジャーノと黒胡椒。
茹で加減が肝。

ハジッコなパイ包みの本当のハジッコは、ゼリーパイ。
こりゃ売れないよね。

シメはお吸い物。
丁寧に昆布で取った出汁にオクラと麩。
海外で日本食が恋しくなることはないけれど、出汁をすすると、やはりほっとする。
お料理上手な友達のありがたさ。

2015/02/02

Severo

夜に肉を食べたい時に真っ先に浮かぶ店、Severo(セヴェーロ?セヴェロ?)。
kumikoさんが「きっと合うから」と紹介してくれたフードコーディネーターさんと。
この日が初対面。
メゾン・エ・オブジェのためにパリ滞在中だそう。

20:00に着いたときは席が空いていたが、30分後には予約客で満席。

ここは肉をウリにしているだけあって、白ワインのバリエーションがあまりない。
では軽めの赤から。

ボジョレー。
Frederic AublancのBrouilly 2012。

メインはガツっと肉だから、前菜は野菜で。
とはいえたっぷり。
ポワローのヴィネグレットソース。
ポワロー丸々2本分。

こちらは葉野菜のサラダ。
生産者の方の名前がメニューに記された野菜は厚みがあり、風味が濃い。

待ってました!
この店の名前の付いたステーキ&フリット。

しっかりと焼き固められた外側と、中のレアレアのコントラスト。
焦げ目の香ばしさ、赤身肉の旨味の濃さ。

完璧に焼かれた肉を食べながら、肉を焼くことの難しさや、正しく焼くことの重要さを語り合う。

初Severoなら、タルタルを食べなくては。
ケッパーの酸味やタマネギのザクザク。
その場で挽かれた生肉。

またここのフライドポテトが旨いんだ。

チーズはここもサン・ネクタール。
季節的なものか、出しやすいのか。

さらにボトルでいきましょう。
マチュ・デュマルシェのヴァン・ルージュ 2013。

あー、楽しかった。
次の日もラヴァン・コントワールをご一緒する約束をして、解散。

2015/02/01

Gare au Gorille

パリでいつも食事をご一緒してくれる友達が、Gare au Gorilleを予約してくれた。
最近オープンしたということで行って感動しているのを彼女のブログで見て、どうしても来たかった店。
やりすぎない洒落た内装が落ち着くし、サービスの方々が皆さんグッドルッキングでナイス。

17区というのは最近、レストラン的に熱いエリアと見えて、新しい気になる店はこのエリアなことが多い。
10区や11区が飽和状態になって、まだ余地のある17区まで広がってきたのだろうか?

ペティアンを飲みながら、メニューを組み立てる。
パリで最近流行りのタパス形式で、シェアしながら食べる。
2人なら、タパス6~7品か、3~4品のタパスを頼んで1品ドカッとした肉料理にするか。

色々と味わいたいから、タパスで通すことにする。

ナイフはオピネル。

ウサギのテリーヌ、プルーンとスパイスのピュレ添え。

バスクのソーシソン。

この日のメニューだったのが、白身の魚にポワロー、グレビッシュソース、バターが香る薄焼きパン。

白身魚のしっとり、ポワローのクニャシャキ、パンのカリカリと、歯ごたえの使い方が巧み。
それは他の料理にも言えて、歯ごたえも美味しさの一部なんだと思い出す。

鯖のマリネ、燻製ソーセージ、マスタードソース、ルーコラ、赤カブ、ルーコラ。

補い合うような組み合わせは、新鮮でいながら自然。
ここの料理、すごく好きだ。

お店のお兄さん一押しのアレクサンドル・バンのピュイィ・フュメ 2013。
価格は日本で飲むのとあまり変わらない印象。

こんなワインクーラー初めて見た。
ちゃんと安定している。
テーブルに重さがないとひっくり返るだろうな。

ミントの入った仔羊挽き肉のハンバーグ的なもの、最初は甘く後から辛いアリサ、ソース・ブランシュ、レーズン、苦味のある野菜、赤キャベツの酢漬け。

ナイフを入れた時から香る羊。
その強さゆえの組み合わせ。

リー・ド・アニョー、レンズ豆、アンチョビ。

仔羊の胸腺とアンチョビ、山と海の相乗効果。

ふと見ると満席で、入口付近のカウンター前には飲みつつ待つ人々も。

次は赤。
アントワン・プティプレのMondeuse Premier Vol 2012。
ピノ・ノワール。

チーズもいただく。
2種類あった中から、サン・ネクタール。

デザートワイン的な白をグラスで。

うっすらとした記憶で頼んだデザート。
料理が美味しかったからね。

オレンジにフェタチーズのグラス、ハーブの入ったカリカリ。


ここにはまた来るだろうし、友達にも薦めたい。
英語はイマイチ通じにくいが。