2019/04/30

ナポリ:Donna Teresa

ナポリの丘の上の地区、ヴォーメロ。
フニコラーレで登って行く。
ナポリで最初にホームステイしたのがこの地区だったので、親しみを感じて、ナポリにくるたびに立ち寄る。

食材を買っていたメルカートは、洋服や靴の割合が増したようだ。

ヴォ―メロにはナポリで一番コルネットが美味しいバールがあって、そこでの朝食も目的の一つ。
イタリアのコルネットは、フランスの美味しいクロワッサンと比べて下に見られがちだけど、その店のものは、誰が食べても納得の美味しさ。

丘の上なので、ナポリを見晴らせる。

ランチは、ナポリ料理で名高いDonna Teresaへ。

パスタはジェノヴェーゼ。
ナポリで単にジェノヴェーゼと言うと、香味野菜を丁寧に炒めたソフリットソースのことを指す。
バジリコのペーストは、ペーストジェノヴェーゼだ。

野菜の甘みと塩味のバランスがちょうど良い。

バッカラとジャガイモのトマト煮込み。

イタリア料理は家庭料理が一番美味しいと思っている。
こういう完成された家庭料理を食べられる店は、ありがたい。

オレンジの花水が香る、パスティエラナポレターナをデザートに。

友達が待っているカフェへ。
夜はバー営業しているそうだ。

ナポリ式にトロッと濃く入ったシングルオリジンのカフェが美味しい。

チェントロストーリコを眺めて、ゆるゆると下ろう。


2019/02/11

ナポリ:ピッツァフリッタ

夜は懐かしいピッツァフリッタ屋に行こう。
中央駅近くのあまり安全でない地区にある。
有名なDa Micheleとも近いのだけど、こちらはより奥にある。

20年前、地元色の強い食堂やピッツェリアを巡っていた私たちに、生粋のナポリ人が教えてくれた店。
窯で焼くピッツァではなく、生地で具を包んだものを揚げるピッツァフリッタだけを出す。
当時はメニューもなかった。
初めて行った時、突然現れた異国の我々に店のマダムが「うちのピッツァは窯じゃないのよ!窯じゃないのよ!」と慌てて連呼していたなあ。
何度か通ううちに慣れてくれた。

ピッツァフリッタは窯のピッツァよりも庶民的な食べ物で、小ぶりなものを市場の屋台で売ったりもしていた。

2019年版のOsterie d'Italiaにこの店が掲載されていて、懐かしくなってやって来た。
店はちょっと綺麗になって、英語が併記されたメニューまである。

基本のピッツァフリッタを。
ぷっくりと膨らんだ香ばしい生地。

中には、リコッタ、モッツァレラ、チッチョリ、サラーメ、トマト。
塩辛めの具で、カリッモチッの生地を食べる。
下世話だけど、それが旨い。
初めて食べた時は、トマトさえ入っていなかった記憶。


2019/02/10

ナポリ:海沿い散歩

昼ご飯を食べて出たら、スッキリ晴れていた。

しゃべりながら、あてなく歩く。
そういうのが合う街。

真空パックにしてくれる店で、チーズを買う。

カチョカヴァッロの普通のと燻製の。
分厚く切って、フライパンで焼いて食べるのは、食堂のメイン料理としても出る。

海沿いの道は、10年前はまだ普通の車が通れていて、けっこうな交通量があった。
今は関連車両やタクシー以外は通れないそうだ。



バールでお茶でもしよう。

ババはミニサイズで。
お菓子はこういうミニサイズもあって、ホームパーティの時は誰かがそれらの盛り合わせを持ってくる。


2019/02/09

ナポリ:ターヴォラカルダ

友達イチオシのターヴォラカルダで昼食。
人気店で、持ち帰りで利用する人たちや、その場で食べる人たちであふれている。

売り切れると出来立ての別の料理がやって来る。
作り置きのターヴォラカルダとはいえ、冷めて硬くなっていたりというのがない。

順番が来たら、食べたい料理を選んで伝える。

大将と呼びたいようなおじさんが上手く捌いているから、ナポリ人に押されて頼めないということがない。

小瓶のワインも入れて、11ユーロ。
なんてお得なんだ。

パスタエファジョーリはナポリらしい料理で、来るたびに必ずどこかで食べる。
もっとシャバシャバしたのもあったり、家庭料理らしく、色々な正解がある料理。
豆の煮込みにミックスパスタを入れ、その水分でパスタを茹でる。
イタリアでは、こういうミックスパスタが売っているのだ。
これに関してはアルデンテなんてものは気にしない。
豆の代わりにジャガイモを使ったパスタエパターテなどもある。

蛸のトマト煮込み。
まったく、この街のトマトはなんて力強いんだ。

フリアリエッリの炒め物。
この野菜もナポリらしい。

友達が頼んだサルトゥディリーゾ。
お米グラタンのような。

イタリアでは、こういう家庭料理が一番美味しいと思う。

2019/01/31

ナポリ:コルネットで朝ごはん

翌日のナポリは生憎の雨。
広場の屋台で傘を買って、散歩に出る。

ホテルには朝食がついているけれど、やはりバールで始めたい。
しばらく歩いて、キアイア近く、Piazza Martiriにある老舗バールへ。
ここは店も客層もシックなのだ。

中にクレーマ(カスタード)&アマレーナのコルネットとカプチーノをカウンターで。
ここのコルネットは特に美味しいというのではないけど、ナポリにいるという気分を盛り上げるには十分。

食事と友達と会う以外の目的のない旅では、ひたすら散歩をすることになる。
ナポリは薄汚れているけれど、写真を撮りたくなるような魅力的な場面がそこらじゅうにある。








2019/01/30

ナポリ:Pizzeria Starita

ナポリに来るのは10年ぶり

この街には20年くらい前、7~8ヶ月滞在した。
東京でイタリア食材を今ほど手軽に買えなかった頃。
旅行で訪れたイタリアの食事や景色に夢中になって、1ヶ月フィレンツェに滞在して戻り、やっぱりもっと知りたくて、よりディープなイタリアを求めてナポリを選んだ。
イタリア語もほとんどできなくて、語学学校に通いながら、本場のピッツァや家庭料理を食べ続けた。
ナポリには中国人さえ少なくて、アジア人が珍しく、道を歩いていると目や口を開いて呆然と眺められたり、指さされたり、質問攻めにあったりした。

相変わらず街のゴミ箱は溢れ、人々は大声で途切れなく話をしているけれど、久しぶりに訪れたナポリでは、もうアジア人は珍しくない。
他のイタリアの街と同じように歩くことができる。

滞在していた時からの日本人の友達がまだナポリにいて、彼女たちと会うのも目的。
なのに、当時のフラットメイトで、食の好みの合う人がファスティング中。
一緒に飲み食いできないのは残念だけど、お店を教えてもらおう。

パリからローマ経由で夜着いたナポリ。
Piazza Belliniにあるホテルに荷物を置いて、すぐに友達推薦のピッツェリアに向かう。
あまり治安が良くない地区で、夜の一人歩きは止めたほうが良いとも言われた。
とはいえ近いので、様子をみながら行ってみる。

人気店で賑わってはいるが、ピッツェリアは回転が速いし、夕食の時間が遅いナポリでは、まだピークではないからか、するっと入れた。
水牛乳のモッツァレラのマルゲリータを頼む。

一口食べて、目を見張った。
まさに本場の本物だ。
程よく焼かれた生地は、弾力がありつつもサクッと歯切れよく、小麦が香る。
トマトソースはフレッシュなのに濃厚。
風味のしっかりとしたブーファラ。
要素それぞれが強く、だからこそ纏まっている。

東京にも美味しいピッツェリアはたくさんあるし、今回の旅行で食べた他の店のピッツァは「まあ東京のすんごく美味しいピッツァはこのレベルには達しているよな」と僭越ながら思ったけれど、ここStaritaのピッツァは、やっぱり本場だからこその、来なきゃ食べられない味だった。

ああ、自分はナポリに来たんだな。

奥に長い店内には、家族やカップル、友達同士などがひっきりなしに来る。
ポテトフライをのせたピッツァなどもある豊富なメニューの中から、好きなピッツァを頬張っていた。
「本物のピッツァはマルゲリータとマリナーラだ」とか、堅苦しく考えず、自分が好きなものを食べればいいんだ。

クラフトビールがあるのも嬉しかった。

この日はサッカーでナポリの試合があって、店員も客もテレビを観ていた。

この地区を抜けるまでは、いつも以上に早歩き。

中心地のテレビが設置された店では、みんなサッカーの試合に夢中。