2013/12/08

ロオジエ

この日をどんなに待ちわびたことか。

再オープンしたロオジエに、常連のご夫婦の引率で。

噂のL'OSIER皿。

と、写真はNGでした。
確かに、新しい造りでは他のお客さんが写ってしまう危険がある。

その時、「厨房でお撮りしましょうか?」という提案に、乗らずにはいられなかった自分の浅ましさが恥ずかしい。
お手間でしょうに。

カメラをサービスの方に預けて、お願いしてしまった。

料理もワインもお任せで。

アグラパールのシャンパンをいただきつつ、シェフが以前にいらっしゃったピエール・ガニェールを彷彿とさせるアミューズ・ブーシュ。

和を感じるカラスミにサーモンフュメ。
生ハムの小片やソバの実などを散らしたパプリカクリームの下はマカロン。
フォアグラとジュレ。
薄くハリっとした栗の生地の中にフロマージュブランクリーム(?)、黒トリュフの蓋。

甘さの活かし方が印象深い。
そして、こんなに小さいのに、口の中で変化する。

マッシュルームのスープだったか。
記憶が欠落している。

オマール、パッションフルーツのソースにコライユとごま油の赤いソースの点。
ライムが香る。

毛蟹とカブ、柚子。
真中は柚子の泡をゼラチンで固めたもの。
蕪のピュレとアボカドのピュレ。
パートブリックの中もアボカドピュレ。

ワインはアルフォンス・メロのサンセール、エドモン。

テーブルでアルバ産白トリュフをたっぷりとすりおろしてサーブされたリゾット。
ホタテのソテーと。

完璧なアルデンテのリゾットと、絶妙な火入れのホタテ。
ロオジエのようなレストランでは当たり前か。

リュシアン・クロシェのサンセール、ヴァンダンジュ・デュ・19・オクトーブル 2002の奥深さと余韻の長さに、サンセールを見直した。

ハタのシャンパンソース。上にはイカも。
ソースの旨味の濃さと複雑さ。

ああ、ロオジエで食事をしているのだなあ。
この日、最も心に沁みた料理。

さらに、合わせられたワイン、ギガルのコンドリュー、ラ・ドリアーヌ 2008に恍惚となる。
濃縮した花の香りがいつまでも。

メインは仔牛。
人工でなく、本当に母牛から乳を飲ませただけの仔牛。
フランスでも1軒だけしかやっておらず、入手困難だとか。

なめらかで密。
今まで味わったことのない仔牛の歯触りに度肝を抜かれた。
これが仔牛か。

部位違いで。

繊細だが、舌の深くまで染み込むような旨味は、しばらくそこに留まる。

肌理の細かいローヌ、シャトー・ド・フォンサレットの、コート・デュ・ローヌ・レゼルヴ 2002と。


デザートの前に、フロマージュブランのソルベ、パイナップルとグレープフルーツのジュレだったか。

メニューから選んだデザートは、イチゴのサヴァラン。

他の方々は、モンブランや、

チョコレートのドーム、

柑橘類の飴細工の中に、同じく柑橘類のソルベやクリームの入ったもの。

飴細工、苦手なんだよなあ。


チーズは長期熟成のコンテ、トム、モンドール、シェーブルを。
以前、コンテの美味しさを教えてくれたのはロオジエだった。

時間がないのもあり、ワゴンのプティ・フールはパスして早退。

いただいたワインたち。

地下になったとはいえ、吹き抜けなので、閉塞感など皆無。
外のツリーの赤い灯りが見えるのがうれしかった。

やはりロオジエはロオジエだ。
料理もワインもサービスも、店内装飾も、細部に至るまで練られていて、感動的ですらある。
新たな場所を得て間もないのに、安定感があり、ずっとそうであったかのよう。
このクラスのレストランは本当に全てが最高なのだということを、思い出させてくれた。

そこに新たなシェフがぴったりとハマっている。

ご一緒させてくださった方々に心からの御礼を申し上げます。

2013/12/06

ローブリューでパイ包み焼き

こっちのブログに移ってから初のフレンチか。
案外とフランス料理率が低いな。
最近特にかもしれないが。

スヌ教室の平日昼間クラスに通っているマダムたちのお食事会に加えていただいて、ローブリュー。

クレマンで乾杯。

お料理は、本日仕切り役の浅草姉さんが、お店のお任せで頼んでおいてくれている。

まずは前菜盛り合わせ。
自家製のアンドゥイエットやブーダンノワール、パテ、カリフラワーのフロマージュブラン和え、レモンピールが香るラタトゥイユ、やたらと旨いベーコンを使ったレンズ豆のサラダ、新鮮でぱっつんぱっつんなマッシュルームのサラダ。

フレンチの定番な品々なのに、目を見張るほど美味しい。

ワインも色だけ伝えてお任せ。

白で、クロ・ウルラのジュランコン・セック、キュヴェ・マリー 2011。

ガルビュールの滋味にうなる。
強さでなく、深さ。

好みでピマン・デスペレットをふっても。

通常メニューにはない団体予約用のパイ包み焼き登場。

これは盛り上がる。

やはり赤でしょ。

ドメーヌ・カップマルタンのキュヴェ・トラディション、マディラン 2010。

ソーセージの中身、フォアグラ、セップ、ピスタチオなどがぎっしりと詰まったパイ包み焼き。
パイ自体も美味しいんだ。

つけ合わせは、もったりとして芋好き垂涎のポテトピュレや松の実を合わせたインゲン。

美味しいものは、胃袋の動きを活発にするのです。
それに、浅草姉さんが「ここに来たらこれも食べてほしいんだよ!」と。
ですよね。
豚の炭火焼き。

なんでこうも脂切れが良いのかね?
旨味は肉に詰まっていて、でも重さがない。

「これもマストだから!」と。
同意。

ピペラード。

卵を手早く混ぜて食べるべし。

黄身がトロけて、甘くてピリっと辛いパプリカや肉厚なベーコンに絡む。

チャコリもいっときましょう。

しかし、スヌ教室はどのクラスも健啖家揃い。
食の好みの方向性が似ているからか、ご一緒するのが楽しくて仕方がない。
他のあらゆることが違っても、どこか根本的なところで通じ合えている気がする。

ガトーバスクとチョコレートのソルベが出たら、

お誕生日のお祝いも。

おめでとうございます!!

これは蝋燭立て?

パチャランのボトルがテーブルに置かれましたので、ザブザブとお代わり。

実はグラスにも豚。

2013/12/05

kumikoさんのゆかいな晩餐会 @MeWe

待ちに待ったkumikoさんのタイ料理イベント@MeWe。
前回は出張で涙ながらに不参加。
第2回目は逃しませぬよ。
早々に満席になったそうで、さすがだ。

いつもながら、セッティングや盛り付けが洒落まくってる。

MeWeのこのムーディな内装やゆったりとした雰囲気がkumikoさんのタイ料理と合う。

さらにイベント感を盛り上げるのが、窓枠に飾られたカラフルな旗。
これはkumikoさんのアイデアかね。

入口のカウンターには本日の料理一覧あり。
カラフルな紙の装飾でタイ風。

MeWeはお酒を各種取り揃えていて、こだわりを持って選んでもいるから、飲みもの的にも安心。
CODで、まずは焼酎のお湯割りを。
シャンパンは0次会で飲んできたのだ。

お料理はコース式。

テーブルにセッティングされていたのが、ミアンカム。
ホムデンやココナッツ、ピーナッツ、マナオなどを刻んだものを、黒蜜に唐辛子を入れたような甘いタレと一緒に葉で包んで口に放り込む。

テーブルの上にはお馴染みナンプリックナンプラー。

kumikoさんの料理は塩や唐辛子が控えめなので、好みに応じで自分で味の調整をする。

ナムプリックメンダーで食べるwarmerwarmerの野菜たち。

メンダーはタガメだそうだが、香りは洋ナシ。
というか、洋ナシ香料のよう。
スヌ先生、亀ではありませんのよ。
タガメの原型のままでは無理でも、このタレの見た目は唐辛子味噌だから、抵抗なく口にできるし、フルーティで美味しい。

卵の下はタイの丸茄子と鯖のディップ。
ナムプリックマクワサイプラー。

あまり辛くなく、鯖の茄子の歯触りの組み合わせの面白さや、ハーブの香りを楽しむ。

奪い合うよう。

量はふんだんにあったのに、途中から「後の人のことを考えて、取りすぎないように」とのお達しが。

ヤムソムオーガイはザボンと菊花、鶏肉のヤム。

ココナッツフレークとか、揚げたホムデン(?)の歯ごたえやミントの香りも加わる。

ヤムホラマイ。
柿とパクチーのヤム。

トロトロの柿はまるでソースのよう。

洋風や和風ではよく果物を料理に使うけど、タイのサラダにしても美味しいのだなあ。

こういう器を持っているのが、kumikoさんだ。

トムヤムクン。

透明でも海老出汁がぎゅっとつまったスープで一息。

ボジョレーヌーヴォーなぞ飲んでみたりして。

MeWeのトマトテキーラは自家製。
漬け込んだトマトの香りが爽やかで、飲みやすいのがヤバい。

プラートーッドサイナムチム。
鯛の唐揚げと自家製スイートチリソース。

kumikoさんのタイ料理は優しくて、素材の持つ風味を大切にしている。
食べ疲れのしない料理だ。

スイートチリもべったりとした甘さはなく、軽やか。
ナッツでコクとアクセントをプラスしている。

パッドラックブワサイクラティアムは、レンコンとじゃこのニンニクオイル炒め。

レンコンの新鮮なこと。
この切り方もポイントなのだと思う。

パックトムサイルークチンガイ。
冬瓜と軟骨入り鶏つくねの煮物。

じんわり。
タイ料理でホッとさせられるとは。

日本酒いきますか。
米の甘さがタイ料理と合うと思っている。

乾坤一など。

パッドパックサイムゥ。
ブラ肉と大根菜の炒め物。

オイスターソースかな?というコクと旨味。

早い者勝ちのマナオサワーをゲット。
やはりライムとは全然違う香りと酸味。

ジャスミンライスと、鶏肉のグリーンカレー。

野菜たっぷりな牛肉のレッドカレーも。

混ぜながら食べるのが旨いのだ。

落ち着いた頃を見計らって、カイピリーニャをいただく。
MeWeのは、ちゃんとカシャーサ使用で本場なライム度と甘さ。

デザートはウンマナオ。
マナオゼリーと梨と緑茶だって。
緑茶ねえ。
口の中がさっぱりと洗われる。

会終了後も居残って、MeWe名物の燻製などをいただきつつ、語り合う。

kumikoさん、MeWeのお二人、そしてお手伝いガールズに感謝。
定期開催希望っす。