2014/03/27

キャトルオム

以前にキャトルオムというチーズ屋をオススメいただいた。
ボン・マルシェとグラン・エピスリーの先にある。
熟成師として賞をもらった人の店だと聞いて、気になっていた。

ずっと前にイタリアからパリに抜ける途中で立ち寄った南仏の店で、「今日食べる」と言うと、チーズ屋の人が店中のカマンベールを押して、最も適した頃合いのものを選んでくれた。
それは全く芯のない、まさに今食べるべき状態で、強い香りとともに、熟成の重要さと本物のチーズ屋さんのこだわりぶりが深く記憶に刻まれた。

キャトルオムには時間が合わず行けずにいたが、出発日の朝からやっているということで、チェックアウト前に立ち寄る。
8:30や8:45からオープンと書かれているブログがあったが、実際は9:00から。
着いたらまだシャッターが閉まっていて、うろうろして時間をつぶし、開店と同時に入店。
まだ掃除中だけど。

お店の人の意見を聞きながら、気になったものは一通り買ってみる。

陶器に入ったオリジナルのブルーチーズパテ的なもの。

ブルーチーズの香りが強力。
そのままでよりは、パンに塗って蜂蜜と合わせるのが合う気がする。

ある中で一番熟成が長いコンテ。

コンテの魅力を知ってから、とにかく熟成が長いものを買うようにしている。
新しい世界が見えるから。

サン・フェリシアン。

トロットロでクリーミー。
塩分控えめ。
こういうのは、フランスで買うから食べられるんだろう。
熟成の見極めの巧みさあってこそかもしれない。

シェーブルの、サント・モールだったかな。 

エポワス。

「日本まで持ち帰るなら、すぐに食べるほどの熟成状態でないものを入れるわね」と。
さすが、帰国後しばらくして食べたら、中央までトロリと完璧。


あれ?
もう一つ買ったはずだし、支払いもしているけど…。
受け取る時に電話が入って、中身を確認する余裕がなかった自分が悪い。

チーズは熟成に優れた店で買うべきだと、今さらながら。
サンジェルマンからも近いし、次も寄るだろう。
会計後、ちゃんと中身の確認もすること。