2019/07/27

ローマ:Da Enzo al 29

昼前にローマに到着。
ホテルに荷物を置いて、シェア自転車でトラステヴェレへ。
目をつけていたトラットリアには、オープン直前に着いた。

予約をしていなかったが、ランチで、オープン時に入れば大丈夫。

しばらくすると、満席に。
地元の人も、旅行者も。

ローマではローマ料理を食べよう。
ユダヤ風アーティチョークは、カリっと揚がってる。

カーチョエペーペ。
塩梅がちょうどいい。
そして、見た目ほど重くない。

パンの上に仔羊の内臓の炒め煮 Coratella。
これも、量は多いけど、クリーンで素直に美味しい。

プンタレッレにはアンチョビだよね。

活気があって、ローマらしいいい店だなあ。

ローマをふらふらと散歩。
いつ見ても美しい街だなあ。

ローマには半年以上滞在したことがある。
もう15年くらい前。
今でも中心地は地図なしでゆったりと歩ける。
またいつかしばらく滞在したい街だ。





食材土産を買うならカストローニが便利だ。
ワインもイタリア中のものが揃っている。

フランキは、依然、もっとクラシックなサルメリア兼ターヴォラカルダで、よく利用していた。
チーズや生ハムの質が良かったし、真空パックにもしてくれる。
スップリなんかのお惣菜も美味しかったから、手早く食事をしたい時に便利だったのだ。
久しぶりに前を通ったら、ピッカピカにリニューアルしていて、入る気持ちになれなかった。

ナポリ:ナポリのピッツァが全部最高ってわけでもない

夜、ナポリ在住の友達から「チェントロストーリコにある店ならここ」と薦められていたSorbilloの店に行ったら、臨時休業の張り紙。
仕方なく、Osterie d'Italia掲載の近くの店、Da Attilioに行ってみる。
うーん。
これなら東京の美味しいピッツェリアで食べられるかな。

他の店で買ったフリットをナポリのクラフトビールと。
ピッツェリアでは前菜にフリットを食べるのが一般的で、買って帰ることもできる。
カリっと揚がったフリットは、ビールにぴったりだ。

久しぶりのナポリは相変わらずだったり、変わったこともあったり。
やっぱり好きな街だ。
せっかちな人間も、ここにくると緩む。

2019/04/30

ナポリ:Donna Teresa

ナポリの丘の上の地区、ヴォーメロ。
フニコラーレで登って行く。
ナポリで最初にホームステイしたのがこの地区だったので、親しみを感じて、ナポリにくるたびに立ち寄る。

食材を買っていたメルカートは、洋服や靴の割合が増したようだ。

ヴォ―メロにはナポリで一番コルネットが美味しいバールがあって、そこでの朝食も目的の一つ。
イタリアのコルネットは、フランスの美味しいクロワッサンと比べて下に見られがちだけど、その店のものは、誰が食べても納得の美味しさ。

丘の上なので、ナポリを見晴らせる。

ランチは、ナポリ料理で名高いDonna Teresaへ。

パスタはジェノヴェーゼ。
ナポリで単にジェノヴェーゼと言うと、香味野菜を丁寧に炒めたソフリットソースのことを指す。
バジリコのペーストは、ペーストジェノヴェーゼだ。

野菜の甘みと塩味のバランスがちょうど良い。

バッカラとジャガイモのトマト煮込み。

イタリア料理は家庭料理が一番美味しいと思っている。
こういう完成された家庭料理を食べられる店は、ありがたい。

オレンジの花水が香る、パスティエラナポレターナをデザートに。

友達が待っているカフェへ。
夜はバー営業しているそうだ。

ナポリ式にトロッと濃く入ったシングルオリジンのカフェが美味しい。

チェントロストーリコを眺めて、ゆるゆると下ろう。


2019/02/11

ナポリ:ピッツァフリッタ

夜は懐かしいピッツァフリッタ屋に行こう。
中央駅近くのあまり安全でない地区にある。
有名なDa Micheleとも近いのだけど、こちらはより奥にある。

20年前、地元色の強い食堂やピッツェリアを巡っていた私たちに、生粋のナポリ人が教えてくれた店。
窯で焼くピッツァではなく、生地で具を包んだものを揚げるピッツァフリッタだけを出す。
当時はメニューもなかった。
初めて行った時、突然現れた異国の我々に店のマダムが「うちのピッツァは窯じゃないのよ!窯じゃないのよ!」と慌てて連呼していたなあ。
何度か通ううちに慣れてくれた。

ピッツァフリッタは窯のピッツァよりも庶民的な食べ物で、小ぶりなものを市場の屋台で売ったりもしていた。

2019年版のOsterie d'Italiaにこの店が掲載されていて、懐かしくなってやって来た。
店はちょっと綺麗になって、英語が併記されたメニューまである。

基本のピッツァフリッタを。
ぷっくりと膨らんだ香ばしい生地。

中には、リコッタ、モッツァレラ、チッチョリ、サラーメ、トマト。
塩辛めの具で、カリッモチッの生地を食べる。
下世話だけど、それが旨い。
初めて食べた時は、トマトさえ入っていなかった記憶。


2019/02/10

ナポリ:海沿い散歩

昼ご飯を食べて出たら、スッキリ晴れていた。

しゃべりながら、あてなく歩く。
そういうのが合う街。

真空パックにしてくれる店で、チーズを買う。

カチョカヴァッロの普通のと燻製の。
分厚く切って、フライパンで焼いて食べるのは、食堂のメイン料理としても出る。

海沿いの道は、10年前はまだ普通の車が通れていて、けっこうな交通量があった。
今は関連車両やタクシー以外は通れないそうだ。



バールでお茶でもしよう。

ババはミニサイズで。
お菓子はこういうミニサイズもあって、ホームパーティの時は誰かがそれらの盛り合わせを持ってくる。


2019/02/09

ナポリ:ターヴォラカルダ

友達イチオシのターヴォラカルダで昼食。
人気店で、持ち帰りで利用する人たちや、その場で食べる人たちであふれている。

売り切れると出来立ての別の料理がやって来る。
作り置きのターヴォラカルダとはいえ、冷めて硬くなっていたりというのがない。

順番が来たら、食べたい料理を選んで伝える。

大将と呼びたいようなおじさんが上手く捌いているから、ナポリ人に押されて頼めないということがない。

小瓶のワインも入れて、11ユーロ。
なんてお得なんだ。

パスタエファジョーリはナポリらしい料理で、来るたびに必ずどこかで食べる。
もっとシャバシャバしたのもあったり、家庭料理らしく、色々な正解がある料理。
豆の煮込みにミックスパスタを入れ、その水分でパスタを茹でる。
イタリアでは、こういうミックスパスタが売っているのだ。
これに関してはアルデンテなんてものは気にしない。
豆の代わりにジャガイモを使ったパスタエパターテなどもある。

蛸のトマト煮込み。
まったく、この街のトマトはなんて力強いんだ。

フリアリエッリの炒め物。
この野菜もナポリらしい。

友達が頼んだサルトゥディリーゾ。
お米グラタンのような。

イタリアでは、こういう家庭料理が一番美味しいと思う。

2019/01/31

ナポリ:コルネットで朝ごはん

翌日のナポリは生憎の雨。
広場の屋台で傘を買って、散歩に出る。

ホテルには朝食がついているけれど、やはりバールで始めたい。
しばらく歩いて、キアイア近く、Piazza Martiriにある老舗バールへ。
ここは店も客層もシックなのだ。

中にクレーマ(カスタード)&アマレーナのコルネットとカプチーノをカウンターで。
ここのコルネットは特に美味しいというのではないけど、ナポリにいるという気分を盛り上げるには十分。

食事と友達と会う以外の目的のない旅では、ひたすら散歩をすることになる。
ナポリは薄汚れているけれど、写真を撮りたくなるような魅力的な場面がそこらじゅうにある。